NAOMI KAWASE // THE MOURNING FOREST

naomi kawase, the mourning forest

久しぶりに映画を観ました。

カンヌ映画祭でパルムドールに次ぐグランプリ(審査員特別大賞)を受賞した『殯(もがり)の森』(監督:河瀬直美さん)。

まったくの素人さんを大胆にも主役に抜擢するキャスティングには毎回驚かれされますが、今回もやってくれました。

うだしげきさん。
1946年、大阪生まれ。地方新聞社・業界紙・出版社に勤め、編集・レイアウト・ライターの仕事に長年携わり、現在は「ならまち文庫・古書喫茶ちちろ」を開業しながら『通天閣50年の歩み』を執筆、また奈良の旧市街をエリアにした地域雑誌「ぶらり奈良町」を発行するなど、なかなかの文化人です。

思えば、今作のもうひとりの主役、尾野真千子さんも、地元中学校(奈良県西吉野村)で靴箱の掃除をしている際に監督の目にとまり、そのままスクリーンデビュー。
河瀬さんの出世作『萌の朱雀(’97年)』で、同じくカンヌ映画祭のグランプリ獲得の大きな原動力となりました。

ちなみに、「殯(もがり)」とは、遺体を安置した場所で死者を思う本葬までの期間のこと。

生と死。

老いと若さ。

イギリス人監督として初めて映画祭の審査委員長をつとめたスティーヴン・フリアーズさん(Stephen Frears)が「好きな作品」と強烈にプッシュしたそうです。

P.S.
河瀬直美さんの次回作は、長谷川京子さん主演になる模様。


About this entry