LAERCIO DE FREITAS // E O SOM ROCEIRO

ラエルシオ・ジ・フレイタス・エ・オ・ソン・ロセイロ。
鍵盤奏者にしてコンポーザー、アレンジャー。
ブラジル音楽です。1972年リリース。
一部のブラジル音楽ファンの間で、「天才的なマエストロ」と評されつつも、寡作さも手伝って伝説化されていた重要人物のアルバム、初のCD化です。
ショーロからMPB(Musica Popular Brasileira:ムージカ・ポプラール・ブラジレイラ、英語的に言うと「ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック」の意)、さらにはオーケストレーションを縦横無尽に行き来し、マルチな才能、天才ぶりが十二分に発揮された幻の名盤と呼ぶにふさわしい充実の内容です。
綺麗なメロディーもクールなメロディーも、歌モノもインストも、素晴らしくカッコいいリズムが包み込んで、黙って座ってられない(!)。
本作収録中の12曲中、7曲がラエルシオさんのオリジナル曲。
これらの曲を聴いただけでも、ラエルシオさんの持つ作曲力・アレンジ力が、いかに広いベクトルを持っているのかが伝わってきます。
カヴァー曲について簡単な補足を。
M-1の「MAMMY BLUE」は、フランス人作曲家ユベール・ジローさん(Hubert Giraud)のヒットソングで、世界中でカヴァーされている有名な曲。後半で爆発するラテンロックなアレンジも聴きどころです。
M-7の「ALO… ALO…」は、カルメン・ミランダさん(Carmen Miranda)とマリオ・レイスさん(Mario Reis)のデュエット曲で知られる30年代のサンバ。オリジナルの持つハッピーさをさらに増したアレンジが楽しい曲です。
M-8の「CHUVA, SUOR E CERVEJA(邦題:雨と汗とビール)」は、還暦を超えてなお、おそるべし創作意欲を誇るトロピカリズモの創始者–カエターノ・ヴェローゾさん(Caetano Veloso)のカーニヴァル・ソング。
ジャジーにドライヴするラエルシオさんのピアノがイケてます。
何を隠そう、「ジャケ買い」でしたが、こういう嬉しいハプニングがあるから「ジャケ買い」はやめられません。
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- Published:
- 11.27.07 / 12am
- Category:
- ART, DOCUMENTARY, MUSIC LIFE

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